皮膚のかゆみの原因
肌トラブルというと、発疹のように目に見える皮膚の変化を思い浮かべる人は多いと思います。
発疹には、たいていかゆみが伴います。
しかし、発疹はなく、かゆみだけが起こる肌トラブルもあります。これを、「皮膚よう痒症」といいます。
「皮膚よう痒症」の場合、皮膚にはかゆみ以外の変化が見られないため、内科的に隠れた異常を見つけるためには、詳しい検査を行う必要があります。
内科的な原因がある場合は、原因となっている病気の治療を行う必要があります。この場合、かゆみ止めはあまり効果がありません。
また、局部的な症状の場合は、副腎皮質ステロイド軟膏を用いることがあります。
「皮膚よう痒症」といってもいくつかの種類があり、老化と共に皮膚が乾燥したことで生じる「老人性皮膚よう痒症」、内科系の異常が原因で生じる「症候性よう痒症」、皮膚の一部だけがかゆくなる「限局性皮膚よう痒症」の3つに分類されます。
「老人性皮膚よう痒症」
皮膚が老化して皮膚表面にある角質層が水分を失い、カサカサになってかゆみが起きる病気です。男性に多くみられ、特に脚がかゆくなります。
特に、空気が乾燥する冬は皮膚が乾燥しやすいので症状が起こりやすくなります。
かいてしまうと湿疹状態になり、余計かゆさが増すので、かかないよう注意が必要です。
「症候性よう痒症」
内科的な異常が原因で起こります。原因としては、糖尿病・肝炎・妊娠中毒症・通風・高血圧・ストレス・神経症などが挙げられます。
症候性よう痒症は、全身の皮膚がかゆくなります。
「限局性皮膚よう痒症」
女性の陰部や肛門のまわりがかゆくなります。陰部のかゆみには、カンジダ症やトリコモナス症、月経、妊娠などが原因である場合があります。
